濱野瞬写真事務所のこだわりの話

濱野瞬写真事務所のこだわりの話

ミラーレスカメラが主流になって数年が経ちます。

一眼レフカメラを使用して挙式当日の撮影をしていた頃がとても懐かしく感じるほど

ミラーレスが当たり前になっている昨今。

フォーカスの速さや正確さ、連写の速さなどカメラのその性能に驚かされます。

その恩恵は一般の方が持ってもプロ並みの素敵な写真が撮れてしまう。

そんな時代になってきています。

その結果、良い写真が世の中にたくさん溢れて写真の楽しさや魅力が

一般化していくことは喜ばしいことだと思います。

もちろん現在販売されている一眼レフカメラもたくさん良いものがあるのも事実ですし、

ミラーレスに負けないハイクオリティな写真を撮ることができます。

つい先日、挙式披露宴の撮影の際に4,5年ぶり?くらいに

一眼レフのみ(2台とも)で撮影を行いました。

久しぶりに感じたのはカメラのボディが重たい!!

そして、ピントを合わせるフォーカスポイントの数が少ないので

ピント合わせの速度が体感的に0.0何秒くらいの遅れを感じました。

当然、現場では言い訳にはできませんので予めの予測と判断によって

ポジショニングなどを早めてカバーしていきました。

プロフェッショナルなフォトグラファーであれば一眼レフ、ミラーレスのどちらでも

最高の一枚が撮影できるというのが絶対的な最低条件みたいなものだと思います。

その技術力のベースがあるか無いかでは雲泥の差があると考えています。

ここからはフォトグラファー濱野瞬のこだわりの話になります。

前述のように一眼レフとミラーレスでクオリティの差が大きく出てはいけないラインがありますが

それでも僕はCanon EOS R3(ミラーレス)をメイン機にしています。

理由は『表情の最高のピーク(一瞬)を写真におさめたいと思った瞬間、

カメラのフォーカスが0.0何秒すら遅れることなく即反応してくれること』にあります。

人それぞれいくつもある表情の中で一番綺麗な瞬間を見極めて写真におさめることを

美学としています。

例えば「笑顔」の中にもいくつもの段階的な表情があり、人の骨格や筋肉、笑い方や癖など様々な要素から

その人の「美の瞬間」を判断し狙っています。

美の瞬間が来た時にカメラのオートフォーカスにむかって「今だ!来い!!」と

心の中で叫びながら撮影をしています。

R3はそんな期待に応えてくれる体の一部のような最高のカメラです。

濱野瞬写真事務所は常に美しい「一瞬」を撮ることを心がけて撮影を行っています!